リトル・ヴェニス

1970年代、独り家を出てイギリスへ絵を描きに行く画家。生まれ育った東京の記憶を瑞々しく回想する青年、大災害で壊滅した世界を生き抜く二人の男……
言語と映像の関係を思考し続けてきた著者が作り出した
20世紀文学の記憶が様々に谺する文学空間

■目次■
リトル・ヴェニス
蝉【正しくは正字】しぐれ
口をきかない陰
「母への手紙」
風 (戯曲)


リトル・ヴェニス:ロンドン中央部、ウエストミンスター特別区にある三つの運河の集結地点の通称。本場ヴェニスに負けない雰囲気は、多くの人の憩いの場、癒しの場となっている。
判型 四六上製
定価 本体2,200円+税 税込2,420円
刊行年月 2021年8月
ISBN 978-4-86488-228-6

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