浜藻崎陽歌仙帖

おなごの人も俳諧に遊ぶ楽しさを知ったなら、世の中はもっと住み良くなりはしないかしら。――江戸時代に諸国を行脚し、旅先で歌仙を巻いた実在の女俳諧師・五十嵐浜藻。そして彼女が史上初めて完成させた、すべて女性ばかりの付合(連句集)『八重山吹』。江戸期に比類のない同書始まりの地・長崎を舞台に、俳諧小説の第一人者が大胆に虚実を交え、その創成秘話を描く長篇。
[目次]
其の一 青北風
其の二 柘榴膾
其の三 神無月
其の四 枯尾花
其の五 日見峠
附篇 五十嵐浜藻の生涯と仕事
あとがき
参考資料
五十嵐浜藻年譜

本書の巻末資料「附篇 五十嵐浜藻の生涯と仕事」の一部をnoteで抜粋公開しています
判型 四六上製
定価 本体2,400円+税
刊行年月 2019年11月
ISBN 978-4-86488-180-7

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