風流ここに至れり

「今」にゆらぎながら、常に重心を取り直す禅の智慧 流動し続ける現実に、文学は、宗教は、どう向き合うのか。10年以上にわたる「風流」=「ゆらぎ」の軌跡。

少し湿った場所

「水のにおいに体がなじむのだ」 2014年8月に急逝した作家の、本人公認の最後の本。エッセイで振り返る作家の人生

嘘つき鳥

あなたは、誰だったの? 単行本未収録エッセイ集第2弾。青年期以降の思い出を中心に1990年代以降の作品から精選。「あとがきにかえて」執筆:久世朋子・小泉今日子

愉しき山談義

忘れえぬ山の作家、かく語りき 談論風発の12篇。対談・座談参加者:徳川夢声、辰野隆、岡田喜秋、今井通子、新田次郎ほか 解説:大森久雄

青春の日記

三浦哲郎の親友であった著者の日記から蘇る、「作家・三浦哲郎」誕生前後と文学修業時代。

名もなき山へ

どの山にもどこかに一つは美しい場所がある 単行本未収録エッセイ集。山旅の醍醐味、名峰の魅力、ふるさとへの想い…… 解説:雁部貞夫

おいしい街と本と人

読んで食べて歩いてしゃべって 児童文学の泰斗が軽妙洒脱につづる京都発「味な」エッセイ集。カバー装画:宇野亜喜良 

黒猫のひたい

深く、深く眠れる日々を
日本を代表する女性詩人による、日常に潜むよろこびと闇を見つめたエッセイ集。カバー装画・イラスト:高橋千尋 

【お詫び】
203頁 著者あとがきの年月日の年が誤っております。
【誤】二一〇四年 →【正】二〇一四年
訂正いたします。

劇場経由酒場行き

当代きっての見巧者による、秘話満載のエッセイ集 【目次より】酒呑みのいる風景/舞台の記憶/ロビーの会話/劇場の本棚/愛しき人に献杯 

その先は永代橋

去直前まで書き継がれた長編雑文 「その先は永代橋」(東京人)と「ベーコンの永代橋」(en-taxi)を収録、荷風、小津、阿部定、フランシス・ベーコン…… 崩れる書物の山から眺めた永代橋300年の歳月。跋文:平山周吉

白夜の忌

三浦哲郎の文学修業時代の仲間である著書が青春の約束を果たすべく綴った三浦哲郎との交流

忘れえぬ声を聴く

古書を入口に、百年前の日本へ思いを馳せる。 惜しまれつつも急逝した評伝作家が、歴史を読み、書くことの魅力をつづる単行本未収録エッセイ集。

いつもの旅先

没後1年、未刊行エッセイ集・第3弾 「感じのいい喫茶店や酒場のある町は、いい町なのである。それはもう文化である。」旅の思い出とめぐりゆく季節の感懐

木下杢太郎を読む日

木下杢太郎の作品に触れながら杢太郎と対話する。「私評論」という新しい境地

夢のなかの魚屋の地図

わたしの手がおぼえていること。小説家の父の口ぐせ、台所の母、書きつづけることへの決意。著者はじめてのエッセイ集

古塔の街

センスとユーモアをつくした編集者のコラム集。季刊のミニコミ誌のひとつの歩み。

老優の述懐

創業半世紀、季刊誌を編集し続けて16年。ひとり出版社の社主がつづる、こだわりの一筆集。