パリの日本人コロニーを舞台にした「ジャポニズム・フィクション」として、20世紀初頭、欧米各地の劇場を席巻、「黄禍論」の議論を呼んだドラマ。「台風」現象としてセンセーションを巻き起こした、ハンガリーの劇作家レンジェルの代表作。
すべての国がマスティーユですよ。
すべての愛国心の本能、それはもう一つの、人の魂で鍛えられた銃で守られた要塞なんだ。それらを突き崩さなかればならない!
若きスタンダールとバイロンを熱狂させた異形の才能。18世紀イタリア最大の劇作家アルフィエーリ。王家の親子の確執を描いた「フィリッポ」、正気と狂気の狭間をゆれ動く古の王「サウル」。傑作悲劇2篇を収録。本邦初訳。
本書の訳者(菅野 類)による解題を
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木場が消えたころの東京・深川を舞台にした傑作戯曲 収録作:「水の行方――深川物語」「芝翫河岸の旦那――十号館二〇一号室始末」「深川の赤い橋」深川三部作と、「代書屋勘助の死――たそがれ深川洲崎橋」。解説:矢野誠一
シェイクスピア作品の登場人物が鏡の向こうで悪魔と出会うとき「地獄」の存在を揺るがす騒動が巻き起こる。謎と笑いが鳴り響く文学の冒険。収録作「リヤの三人娘」「マクベス裁判」「無限遠点 Romeo and Juliet」
全集未収録の、埋もれていた作家活動の原点である「芝居」3本
敗戦後を力強く生きる市井の人々のエポック。およそ60年前の書かれた現代劇「銀座並木通り」「冬の旅」「夫婦」を収録。