マスコミ漂流記

戦後闇市派の昭和30年代+戦後メディアの群雄の記録 TV草創期の舞台裏を克明に描いた自伝的エッセイ、初の書籍化。

20世紀断層

長中短編小説   戦無世代への挑発―文学を舐めるな(昭和45年-平成7年) 焼跡闇市体験を克明に記した850枚を超える群像劇大作「哄笑記」、稀代のプレイボーイによる連作好色譚「伊呂波奈志、野坂流パロディ時代小説「気障の仁吉」などの長編、中・短編を収録。 【収録作品】長編=哄笑記、伊呂波奈志、中・短篇=気障の仁吉、匙は投げられた、イッツ ア ビューティフル デイ、遺産、真相、一死当選、野ざらし、中落のなやみ、朧心中、プレゼント、余計爺、電話交換殺人事件、娼婦三代記、カーテンレクチュア、殺していいとも、運,不運、ゴウ・カサノヴァノサカ号、退屈な話、四畳半昭和裏張 【巻頭口絵】自筆書・画、音楽ジャケット、出演広告ポスターなど 【巻末資料】収録作品の手引き 総合著作目録 文学的人物評 音楽的足跡

終末処分

原子力ムラ黎明期のエリートが、その「平和利用」に疑問を抱き…… 34年前、スリーマイル、チェルノブイリよりも前に発表した問題作、初の単行本化。予見されていた「原発=棄民」の構造。

20世紀断層

中短編小説 3   漂白する伝説―絶望からの世直し(昭和60年-平成15年) 昭和天皇崩御から自身のマスコミ漂流時代を振り返る「昭和伝説」、阪神大震災をテーマにした「神戸鎮魂」、性の名作を21世紀に語り直す現代語訳「四畳半襖の下張など、昭和の終わりから平成にかけての作品群を収録。 【収録作品】ビッグトゥモロウ・プレジデント、他人の夜、母・性愛、不器用な夜、渡るべき河、淫行礼讃、花園ラビリンス、一片のメロドラマ、「ヒロ」と「ヒロ」、遺した言葉、幻想酒場〈ルパン・ペルデュ〉、病気の話、文壇句会必勝法、歩く老人、模写美術館、画商奇譚、昭和伝説、小さな罪、当世百物語、年寄り殺し、新幹線9号車、めぐる歳月嘘の皮はぎ、六〇年代序章、刃の下、ただ盃をしめすのみ、歌仙殺人事件、終結、生き造り、「今晩は、キャスターです」、勝手にコンセント、神戸鎮魂 五十年目の娼婦、昭和二十年・女の館、陸軍「は」号特殊兵器、当節ナラヤマロック考、警察発表、記憶テスト、男子存廃此一腺、最後のエロ事師たち、風紀委員、万世一虫、現代語訳「四畳半襖の下張」、生娘いまいずこ、誰よりも妻を── 【巻頭口絵】特集雑誌、グラビア、出版広告など 【巻末資料】収録作品の手引き 野坂昭如参考文献案内 90ページ以上にわたり詳細を極めた「決定版野坂昭如年譜」(村上玄一編)録

20世紀断層

長篇小説 2 繁栄の廃墟―世紀末幻想を嗤う(昭和53年-平成2年) 高度成長下の廃棄物問題をとりあげた「終末処分」、田中角栄をモデルに壮大なスケールで戦後政治史の裏側をとらえる「天地酩酊」、日本とパリを舞台に人々の不安な心性を描く「吾亦戀」など、多彩な活動の成果を活かした社会派作品をおもに収録。 【収録作品】終末処分、天地酩酊、私の他人たち、吾亦戀/参考作品(流れていまは) 【巻頭口絵】家庭風景、マスコミ活動、国内取材など さまざまな「戦争童話集」 【巻末資料】収録作品の手引き おもなエッセイ集と対談(座談)集の内容

20世紀断層

中短編小説 2   闘争指南―あえて、ドン・キホーテ(昭和50年-59年) 失われた出版文化の悲喜こもごもを追想する「素晴らしき日本文壇」、自身のアメリカ取材を題材にした私小説的な「自働悪意、わいせつ刑法を諷刺したアダルト・ビデオ版『エロ事師たち』ともいえる「輝け!刑法一七五条」など、政治・選挙運動や「四畳半」裁判といった「行動」の時代の資料と埋もれていた作品群を収録。 【収録作品】マントの悪夢、舌切雀、七つ下りの雨、オヤマタケル、至福万病、ハゲオとシワレット、痒みの研究、素晴らしき日本文壇、万古不易、集金旅行後日漫譚、母娘草、憑きもの、エフェドリン・モーニング、訪問者、すいません死んでます、室内走者の孤独、コンピュー盗、新宿和田組界隈、あちらとこちら、万里華讃歌、ワクチン人間、からくり車、溜まりの眺め、鉢巻幇間、自働悪意、陽気な妖女たち、お時さんの御守り、同窓会、日米酒合戦、輝け! 刑法一七五条、悪婆の選択、殺ったのは僕だ、日仏神前歌競べ、上手な使い方、花園のアリス、新橋ふう、姫育て、姥小町、ラグビー指南、先天性有徳症、みのむしの糸、彷徨、復活祭、眼福千年、偉大なる父、焼跡のマリア、新婚スワッピング、お婆さんの話、ヴァージン・ダイアローグ、日日是処女、荒唐夢契、あちらの時間 【巻頭口絵】海外取材、政治活動、「四畳半裁判」など 【巻末資料】収録作品の手引き 文庫目録 新聞・週刊誌に見る野坂昭如行動の軌跡

20世紀断層

長篇小説 1 生き残りの闘争―餓鬼と修羅の原風景(昭和44年-52年) 焼跡闇市から放蕩の学生時代までを描く青春物語「餓鬼の浄土」、大阪の農村を舞台に戦後農業を問う「土の奢り」、自らの破滅の血筋・原点を辿る幻想的な「火系譜」など、おもに自伝的作品を収録。 【収録作品】餓鬼の浄土、土の奢り、好色萬載集、火系譜/参考作品(土と土の子、マイ・エレクササイズ) 【巻頭口絵】幼少から青春期 さまざまな「エロ事師たち」 【巻末資料】収録作品の手引き 長編小説発表紙誌と目次 新聞・雑誌にみる野坂昭如「作品評」

20世紀断層

中短編小説 1   焼跡回帰―幸福のどん底を唄う(昭和39年-49年) 幻のデビュー第二作「色小町」、渥美清、小沢昭一ら主演で映画化されながらも未収録のまま眠っていた「スクラップ集団」、戦時下の幼い恋を描く「はやすぎた夏」など、旺盛な創作欲ほとばしる初期の作品を収録。 【収録作品】色小町、スクラップ集団、はやすぎた夏、わが放蕩、くりかえし、世間ソーラン師気質、現代退屈男、アメリカしろぼうず、裏切り者、鳶の墓、五人組奇譚、都の花、泥鰌地獄、父貸し屋、凶乱旅枕、蟷螂の夫、ポルノ地獄、雌雄決すべし、野坂昭如の小説のための広告、いちやづけ、乱交つかれ、長髪への挑発、二丁目ローレライ、天下分け目の躁鬱戦、少女狩り、投賊貴族、月下の鉄棒、春のうららの隅田川、健康病患者、餓鬼千匹の修羅、眠れる美女、スカトロフィー、自縄自縛、生きる理由、死ぬ理由、おとしばなし三種、赤門志願、七・五同盟、キック&ラッシュ、淫らやつれ、ふあんとむれでい、異穴の契り 【巻頭口絵】直木賞受賞、音楽・スポーツ、テレビCMなど さまざまな「火垂るの墓」 【巻末資料】収録作品の手引き 中・短編小説集と収録作品 新聞の新刊書籍広告コレクション