青いと惑い

英文学者でもある著者が、1979年以降これまで書き留めた創作(詩、小説)をまとめる。 ジェイムズ・ジョイスの娘ルチアとサミュエル・ベケットの恋愛、ジム・モリソンをモデルにした作品や、人類学的ファンタジー、キャンパス・ノベルなど多彩。ウィリアム・プルーマーをめぐる思索を経て冒頭のメタフィクションと円環をなす。